SONY(ソニー)Eマウントの単焦点レンズおすすめ11本+1

ソニーのレンズ
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2015年あたりからミラーレスカメラの進化、勢い、すごいですね。僕も2017年にようやくソニーのミラーレス『α6500』を購入したのですが、かなりの大活躍ぶりを見せています。
本体軽いだけでこんなに幸せになれるとは思ってませんでした

本日はソニーEマウントの単焦点レンズ、なるべく安価で高性能なものを厳選しました。

 

 

レンズの表記に「フルサイズ」、「APS-C専用」とありますが、ソニーのフルサイズ機はクロップモードが付いてるのであまり気にせず使っても大丈夫です。
※イメージセンサーの中央部分を切り出して画像にするので、画素数はかなり落ちます
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SIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN 【APS-C】

こちら個人的に圧倒的1位のレンズで、SONYユーザー全員に持ってて欲しい1本。
価格、性能、携帯性、すべての面において最高です。APS-C機の30mmはちょうど50mmくらいの画角になるのでめちゃくちゃ使いやすいんですよ。

APS-C(α6500やα6400など)は焦点距離が約1.53倍になるので、このレンズだと約45mmになります。

画質ですが、F1.4まで開放しても描写がそこまで甘くならず、ピントの合ってる範囲はかなりシャープな写り。
空気フワフワだけどシャープな描写って感じです。

SIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DN で撮影した写真

sigmaComtemporary30mmF1.4で撮影した写真

sigmaComtemporary30mmF1.4で撮影した写真

シグマの社長も「歪曲補正をデジタル依存してる以外はArtレンズとほぼ同等性能」と言ってたので、かなり本気で作り込んでることが伺えます。

当時めちゃくちゃ見てたブログダカフェ日記でこのレンズの昔のモデルが使われていましたが、独特の空気感がすごく好きで一気にファンになりました。
進化して再登場したこのレンズにはもはや愛着しかありません。

最短撮影距離 0.3m
絞り羽根枚数 9枚
レンズ構成群 7群9枚
撮影倍率 1:7倍
フィルター径 52mm

SONY SEL55F18Z(Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA)【フルサイズ対応】

銘玉と称されることの多いレンズで「SONYのミラーレス買ったらとりあえず買っとけ」で有名。カールツァイスらしいシャープさと美しいボケを味わうには最適の一本です。
そしてなにより『ZEISS』の文字が入ったあの青いロゴがもたらす所有欲は魔力としか言いようがない…。

逆光耐性、AF性能などあらゆる場面に対応するスペックを持った優等生なのですが、唯一残念なのが最短撮影距離が50cmと少々長めなところ。

ポートレートでは抜群の性能を発揮しますが、料理や小物の撮影などでは後1歩寄りたいことも多く、撮影後にクロップなどで処理することが増えます。

最短撮影距離 0.5m
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
レンズ構成群 5群7枚
撮影倍率 0.14倍
フィルター径 49mm

SONY FE50mm F1.8

ソニーのFEレンズ(フルサイズ対応)で最も安価で、いわゆる「撒き餌レンズ」と言われる一本。

実売3万円を切る価格ながら描写性能はそこそこ高く、開放F1.8では大きなボケと明るさを得ることができるので、廉価なレンズとしてはかなりの性能。

FE50mm F1.8の欠点

開放F1.8ではシャープネスの低下と周辺減光が目立ち、F2.8でそこそこの描写、F4からようやくまともなパフォーマンスを発揮するレベルで描写に関してはF5.6がピークとなっている。色乗りもそこまで良いわけではないので、撮影後にコントラストと彩度の調整は必要になるケースが多いです。

『Planar T* FE 50mm F1.4 ZA』や『Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA』のような上品な玉ボケではなく、少しうるさい感じのボケが出る。

また、AF駆動も超音波ではなく直流のモーター式なのでピント合わせには「ジーコジーコ」というモーター音がうるさく、動画撮影に使用するのは難しいでしょう。

最短撮影距離 0.45m
絞り羽根枚数 7枚
レンズ構成群 5群6枚
撮影倍率 0.14倍
フィルター径 49mm

SONY FE 50mm F2.8 Macro

日常使いに最適な50mmの焦点距離から待望のマクロレンズ。

ポートレート、スナップ撮影からテーブルフォト、料理、小物、商品撮影などこれ1本でなんでもこなせてしまう超優秀で、本体重量は約236gとかなり軽量なのもポイント。

Eマウントのマクロレンズで(フルサイズ対応)で等倍マクロから遠景撮影まで対応できるのはこの機種くらい。50mm単焦点としても描写性能は高く、滑らかで柔らかいボケに玉ボケが加わると美しい作品をおさめることができる。シャープネスや逆光耐性など目を見張る点もかなり多い。

ソニーのマクロレンズは意外と選択肢が多い

より画質やAF性能にこだわるならGレンズの『FE 90mm F2.8 Macro G OSS』を選ぶと良いでしょう。フルサイズ機にこだわらないなら、実売2万円程度で手に入るAPS-C専用の『SEL30M35』もあるので、選択肢には困らない。

ソニーEマウントのマクロレンズだけを紹介する記事も書いてますのでよければこちらもどうぞ。

ソニーEマウントのマクロレンズのおすすめ13本を比較【商品撮影・ブツ撮り用に】
商品撮影(ブツ撮り)やテーブルフォト、料理や小物の撮影で大活躍するマクロレンズ。 マクロに関しては基本的に1本あれば十分というケースがほとんどなので、純正・社外品を含めたラインナップから1本を選べるようにそれぞれ比較してみようと思いま...

SONY FE 50mm F2.8 Macroの欠点

AF駆動が直流モーターのため、ピントを大きく外してしまうと再度ピントが合うまでに時間がかかること、駆動音がうるさいことが欠点としてあげられる。
AF撮影時は被写体に合わせて3段階のフォーカスレンジリミッターを使用することでピント合わせの速度は若干改善されます。

最短撮影距離 0.16m
絞り羽根枚数 7枚(円形絞り)
レンズ構成群 7群8枚
撮影倍率 1倍(等倍マクロ)
フィルター径 55mm
重量 約236g

SONY SEL85F18(FE 85mm F1.8)【フルサイズ対応】

85mmといえば「1本は持っておきたいポートレート用レンズ」として、ほとんどのフォトグラファーが1本は持ってるであろう焦点距離のレンズですね。
※APS-Cだとかなり扱いにくいので初心者は避けた方が良いと思います。

そんなこともあって、各メーカーから色んな85mmのレンズが販売されているのですが、ソニー用のレンズではこのレンズが最も価格と性能のバランスが良いです。

あと7~8万追加すればSONY Planar T* 85mm F1.4 ZA SAL85F14Zとか、憧れのGMレンズSONY SEL85F14GMなんかも手に入るわけですが、レンズってある一定以上の性能超えるとほぼ自己満足の世界でしかないので、その辺のバランス感覚は予算と相談してください。

今回は「なるべく安価で高性能」という条件もあるのでこちらを選びました。というか、ホントこれで十分だと思います。
後は腕前次第でなんとでもなりますので。

最短撮影距離 0.8m
絞り羽根枚数 9枚(円形絞り)
レンズ構成群 8群9枚
撮影倍率 0.13倍
フィルター径 67mm

【神レンズ】SONY FE 85mm F1.4 GM

描写性能とAF性能、駆動機構にこだわり抜いた至高のシリーズ『G MASTER』を代表する一本で、【神レンズ】と呼ばれることが多いこのレンズ。

0.01ミクロンレベルの表面精度に仕上げた超高度非球面XA(extreme aspherical)レンズに、ソニーの最新技術を惜しみなく投入した駆動機構で、プロでも難しいと言われるF1.4開放時のピント合わせをAFで容易にできてしまう怪物レンズです。

最近の撮影現場でもソニーのミラーレスとGMレンズの組み合わせを目にする機会は非常に多く、超高解像度ととろけるようなボケ、瞳AFのおかげでテンポ良く自由な画角の撮影ができることでEマウントを使うプロなら一本は持っておきたいレンズです。

GMレンズの開発秘話はこちらの記事を読むとより一層このレンズの魅力を知ることができます。

G MASTER Engineers’ Interview - G MASTER 開発者インタビュー - | デジタル一眼カメラα(アルファ) | ソニー
革新的な技術と妥協のない光学設計が生んだG Masterの思想を開発者たちが語る
最短撮影距離 0.85m(AF時)
0.8m(MF時)
絞り羽根枚数 11枚
レンズ構成群 8群11枚
撮影倍率  0.12倍
フィルター径 77mm
重量 約820g

SIGMA 16mm F1.4 DC DN Contemporary【APS-C】

個人的にソニーEマウントの単焦点レンズに革命を起こした1本

開放F1.4の大口径が生み出す描写力とボケ感に、ミラーレスで使うことを想定されたコンパクトなボディ設計が人気で、今めちゃくちゃ売れてるそうです。

同社が出してる最高品質のArtシリーズ同等の性能を持ちながら価格は控えめ、最新技術をおしみなく投下したとんでもない単焦点レンズなので、売れてる理由も納得です。

広角×開放F1.4というレンズはかなりめずらしく、自分もSIGMA16mm F1.4 DC DN Contemporaryのレビューをしていますが、本当に使いやすく素晴らしいレンズでした。

【レビュー】SIGMA 16mm F1.4 DC DN ContemporaryはソニーEマウント広角単焦点レンズのベストな1本
サードパーティーレンズメーカー『SIGMA』より2017年11月22日に発売された広角単焦点レンズSIGMA16mm F1.4DC DN Comtemporaryのレビューです。 APS-Cでは24mm、マイクロフォーサーズで...

ミラーレス一眼で大口径の広角単焦点レンズをこの価格で味わえるとは、さすがSIGMAさんです。

シグマ SIGMA 16mm F1.4 DC DN※ソニーEマウント 16MMF1.4 DC DN C SE

シグマ SIGMA 16mm F1.4 DC DN※ソニーEマウント 16MMF1.4 DC DN C SE

51,850円(10/08 02:36時点)
Amazonの情報を掲載しています
最短撮影距離 0.25m
絞り羽根枚数 9枚
レンズ構成群 13群16枚
撮影倍率 1:9.9倍
フィルター径 67mm
重量 405g

 

SAMYANG AF 35mm F2.8 FE【フルサイズ対応】

その昔、突如として現れて業界を激震させたメーカーSAMYANG(サムヤン)。

マニュアルフォーカスの格安レンズばかり作ってきたところにいきなりAF対応、しかもソニーのEマウント用を作ってきたことでSNSでも結構話題になってました。
※米Amazonでは「Rokinon」という名称だったり、レンズの海外通販で有名なB&Hでは「Bower」という名前だったりします。

対抗馬として Sonnar T* FE 35mm F2.8 ZA(SEL35F28Z)がよく上げられますが描写やAF性能などほぼ変わらないので、だったら半額で買えるSAMYANGで良いよね、となってしまう一本です。
※とはいえ描写性能に関してはツァイスレンズのT*コーティングには全然かなわないのが現状ですが

唯一懸念点として、開放F2.8で撮影した際に周辺光量落ちが目立つこと。それも味があってSAMYANGらしさだとは思いますが。

SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC【フルサイズ対応】

超広角レンズなのにこんなに安くて大丈夫?怪しくない? と言われまくったレンズですが、めちゃくちゃしっかり描写してくれます。ただ使用するだけなら特に問題ありませんが、以下の通り懸念点もいくつかあります。

  • 周辺光量落ちが目立つ
  • 広角レンズならではの歪みがひどい(補正が確実に必要なレベル)
  • マニュアルフォーカスなので自分でピントを合わせなければいけない
  • レンズ前面が飛び出している形状(出目金)なので、レンズフィルターが付けられない

格安レンズならではと言ってしまえばそうですが、3万円台で超広角レンズが手に入るなら全然良いのでは???

SIGMA Art 30mm F2.8 DN【APS-C】

先程紹介したSIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DNとよく比較される1本。
画質にそこまでこだわりないけど明るくキレイに撮れるレンズ欲しい!って人はこちらを選ぶと良いかと。

ただし、F1.4まで開放したときのフワッフワのボケ感はこちらにはあまりないです。

それと、撮り比べてみて個人的な感想ですが、こちらのF2.8Artは若干描写が硬め。
全体的にF1.4の方がややキレイですかね。(色乗り含め)

最短撮影距離 0.3m
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
レンズ構成群 5群7枚
撮影倍率 1:8.1倍
フィルター径  46mm

SIGMA Art 19mm F2.8DN【APS-C用】

またまたSIGMAから、最高品質の証である「Art」の名を冠した広角レンズを紹介。

この値段で買えるレンズとしては間違いなく最高クラスの性能。SIGMAさんすごい…。

30mmと比較されることが多いのですが、雰囲気のある人物写真を撮るなら30mm、風景をメインで撮るなら19mm、といったところですね。
個人的には30mmの方が万能だと思うし、写真撮ってる感が強いので、30mmを手にして欲しいです。

ただし、最短撮影距離が20cmと、10cm多く寄れるのは結構大きなメリットかも。

最短撮影距離 0.2m
絞り羽根枚数 7枚 (円形絞り)
レンズ構成群 6群8枚
撮影倍率 1:7.4倍
フィルター径 46mm

おまけ:もし単焦点じゃなくてズームレンズを買うなら?

本来ならSIGMA Contemporary 30mm F1.4 DC DNほぼ一択ですが、もし「単焦点じゃなくてズームレンズを買うなら」と言われたら僕は間違いなくSONY E PZ 18-105mm F4 G OSS SELP18105Gを選びます。

F4通しの高倍率ズームなのは見ての通り、レンズ手ブレ補正、電動ズーム(動画にめちゃくちゃ使える)まで付いてる上、ボケ感もキレイだしかなりの高画質です。
臨機応変かつスピーディな対応が求められる現場ではほとんどこれ使ってます。しかもインナーズーム(ズームしても筒が伸びない)なのがホントにありがたい…。

もし、SONYのミラーレスで動画を撮るなら必ず1本持っていて欲しいレンズです。電動ズーム便利すぎ最高。

予算に余裕があればタムロンの『TAMRON 28-75mm F/2.8 Di III RXD』がかなりおすすめ。これ一本でほとんど何でも撮れちゃうスグレモノです。

Eマウントの標準ズームはこちらの記事でも紹介しているのでもしよければどうぞ。

SONY(ソニー)のフルサイズミラーレスにおすすめの標準ズームレンズ4本
SONYのミラーレスが最高すぎるので、本格的にマウント乗り換えを検討している方向けに1本あれば何でも撮れる標準ズームレンズについて。 ミラーレスカメラとしてのシェアは、2018年時点でまだ3位なのですが実力的には間違いなくNo.1と言...

それでは、よきカメラライフを!

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