2016年1月からブログを書き始めて約半年が経過。最初は何を書いたらいいかもわからず、誰も読んでくれないようなブログでしたが、今ではありがたいことにたくさんの方に読んでいただけるように…。
こうして日々増えていくユーザー数、PV数を見てると「も、もっと読みやすい文章を書かないと…!」と、焦燥感に駆られるのは仕方ないことなんだろうか。
そこで、文章力を磨くために半年ほど実践してきたのが「ひたすら読む、ひたすら書く」の2つ。単純明快です。
たった2つのシンプルな行動で文章力は飛躍的に上がり、基本を学ぶいいきっかけにもなりました。
「より多くの人にブログを読んでもらいたい」を目的に本を買いまくった
まずはひたすら読むを実践しなければ! ということで文章の書き方を学べそうな本を片っ端から購入。Kindleで読めるものをメインに気になったものは一通り読みました。
今回はその中でも特に参考になったものを紹介していきます。
単純に文章力を鍛える目的で買った本
いわゆる「国語の勉強」的な意味合いで、文章を書く基本を学ぶために買った本が4冊。
新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング できるビジネスシリーズ
Kindle Unlimitedのサービス開始前日に買った本。今は読み放題に入ってます。
※2016年9月2日時点
ナタリー初代編集長が完読してもらえる文章の書き方について記した1冊。最後まで読んでもらうことに重点を置き、読みやすい文章とは? を基本から学ぶことができます。構造的に文章を作成するテクニックを学ぶのに最適な教科書。
ライターになるための練習問題100
「練習問題100」とありますが、問題集ではありませんので注意。
ライターとして仕事をするためのノウハウや心構え、現場で役立つスキルなどが100項目書いてあるものです。「なるほど、そうだったのか!」という気付きをたくさん与えてくれて、仕事で文章を書く人は必読の1冊。文章記号の「」『』【】の使い分けや、句読点の使い方など、タメになるテクニックが満載です。
この本を読んだおかげで、昔一緒に仕事をした編集者さんがどれだけ優秀だったかを思い知りました…。
伝わる・揺さぶる!文章を書く (PHP新書)
この本から文章を書くテクニックやノウハウは学べません。自分の考えや気持ちを伝える「コミュニケーション力」をはじめとする、ブログを運営する上で非常に重要なことが書かれています。お手頃価格で、2~3時間あればサクっと読めるのでかなりおすすめ。
文章王 (プロ編集者による文章上達〈秘伝〉スクール 2)
中古で100円だったので失敗してもいいかな、くらいの気持ちで買ったら大当たりでした。著者が相談者に回答する形で本編が進むのですが、とにかく内容が手厳しい。
そこそこ分厚い本なので読むのに時間はかかりますが、内容の幅広さ・濃さは100円で手に入れたとは思えないほど。素晴らしい満足感でした。
ブログタイトルの付け方を学ぶために買った本
どんなに素晴らしい文章を書いたところで読んでもらえなければ意味がありません。特にブログという立ち位置だとクリックしてもらえなければ意味がないんですよね。
もちろんウェブ上に数多くあるブログの中から見つけてもらうためにはSEOの知識も必要ですけど・・・。
「そのひと言」の見つけ方 −言葉を磨く50のコツ
当ブログで何度か紹介していますが、言葉の切り口を見つけるアイデアが秀逸。
タイトルをつける具体的なテクニックについては書かれていませんが、キャッチを作る考え方がとても参考になります。この本を読んでから文章に対する向き合い方が変わりました。
ここらで広告コピーの本当の話をします。 宣伝会議
広告コピーってこうやって作るんだ! が学べる貴重な一冊。タグラインの設定、USPなど、ブロガーのみならずウェブで仕事をする人は一度読んでおくべきです。
ロックバンド「マキシマムザホルモン」のボーカル、マキシマムザ亮君がこの本を読んで著者の小霜 和也氏にオファーしたという逸話があり、こちらからメッセージを読むことができます。
マキシマムザ亮君が小霜和也の『ここらで広告コピーの本当の話をします。』を読んで・・・。
出典:AdverTimes(アドタイ)広告界のニュース&情報プラットフォーム
欲しい ほしい ホシイ── ヒトの本能から広告を読み解くと
「ここらで広告コピーの本当の話をします。」の小霜 和也氏が人間の本能をテーマに広告を読み解く本。心理学的な内容からレトリックの技法など、たくさんのノウハウがこの一冊に凝縮されています。買ってから何度も読んでる本の一つ。
伝わっているか? 宣伝会議
コピーライター小西 利行氏が伝わる言葉をテーマに書いた著書。主人公のイルカが相談者たちの問題を次々と解決していくストーリーを、全10メソッド・イラスト付きで解説してくれるので、読書の苦手な方でもスラスラ読めます。タイトル・装丁からは想像のつかないほど読み応えがあり、読書好きの方にもおすすめしたい1冊です。
より多くの人に読んでもらうために守っているブログの書き方・ルール
読んだら次は書く。ひたすら書く。ライティングスキルを上げるのは読むよりも書くほうが遥かに重要です。
ただし、闇雲に書いていても仕方がないので、僕はブログを書くときに必ず守っているルールがあります。
困ってる、悩んでる人を助けるつもりで書く
ダラダラと日常を書き連ねるのではなく、自分と同じように困ってる人や悩んでる人を助けたい。この気持ちだけは絶対にブレないようにしています。
読んでもらいたい人を具体的にイメージする
僕が記事を作るときは必ず身近な誰かを思い浮かべながら文章を書くようにしています。人物像を具体的に設定して、その人に伝わる言葉で書く。たったそれだけで劇的に言葉の使い方が変わり、結果として多くの人に自分の伝えたいことが伝わるようになったんじゃないかなー、と思っています。※真実は読者のみぞ知る
あとがき:読み放題サービスKindle Unlimitedのおかげで「読む」のハードルは確実に下がっている
2016年8月3日よりスタートした本読み放題サービス「Kindle Unlimited」のおかげで読書に対するハードルはかなり下がっています。月額980円で対象書籍約12万冊が読み放題とは…。
毎月の書籍代に悩まされてた読書家の方には超朗報だったことでしょう。僕も愛用しているサービスです。
せっかく読み放題で得た知識も、アウトプットしないかぎりはなかなか自分に定着してくれません。まずは読む、そしてとにかく書きましょう。このエントリーが、読んでくださった方の文章力を磨くきっかけになっていただければと思います。
最後に、Kindle Unlimitedで読んで一番面白かった北斗の拳 イチゴ味を紹介しておきます。サウザーファンは必見。
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