ある日突然企画の仕事を任されたり、新しいビジネスを始める時。パッとアイデアが出せるのは一部の天才達だけだと思ってました。
そういった人達を横目にいつも悔しい思いをしていたのですが、今回紹介する本を読んで才能がなくても努力次第でアイデアは生み出せるという事に気付けたのは大きな一歩となりました。
本屋で見つけたら立ち読みでも構わないので一度見てみることをオススメします。
アイデアが生まれるには一定の手順・明確な過程があることを知る
アイデアは空から急に降ってきたりしません。よく音楽家がいいそうな「突然、空からメロディーが…!」という言葉も、それまでに何千何万時間と積み重ねてきた努力から生まれてきたものです。突然湧いて出てくるなんて、そんなおいしい話があってたまるものですか。
これから紹介する本では、アイデアが生まれる過程や方法を、ロジカルかつ具体的に解説してくれます。
読んで納得の「ああ、なるほど」が連発の書籍ばかりです。
アイデアのつくり方
ジェームス・W・ヤング氏による超有名な一冊。(紹介してるのは翻訳版)
広告業界にいる方で読んだことがない人はほとんどいないと思います。
本書の中ではアイデアが生まれる過程や仕組みについて具体的に解説がされており例えば以下のように述べています。
アイデアの作成はフォード車の製造と同じように一定の明確な過程であるということ
アイデアとは既存の要素の新しい組み合わせ以外のなにものでもないということである
読んでいて「なるほど!」と思うことが非常に多いです。
数多くのサイトで絶賛されていたので期待はしていたのですが、想像以上でした。
僕のようなデザイナーにはもちろん、企画を出したりコピーライティングをする人に向いてそうな内容です。
帯のキャッチコピーは”60分で読めるけれど一生あなたを離さない本”
佐藤可士和の超整理術 (日経ビジネス人文庫)
ユニクロやセブン-イレブンなどのブランディング、プロデュースを手掛ける佐藤 可士和氏の著書。
「空間」、「情報」、「思考」の3つを整理して情報化することでこれまで生み出してきたアイデアの実例も交えて、新しくアイデアを生み出す方法を解説してくれます。
僕は佐藤可士和さんの大ファンなので本書に書かれていることを丸パクリした上で自分なりの形に変えて実践しています。
値段もお求めやすいのでオススメです。
帯のキャッチコピーは”仕事も頭もスカッと爽快”
「そのひと言」の見つけ方 −言葉を磨く50のコツ−
電通コピーライター 渡邉 洋介氏の著書。
コピーライティングという仕事を通じて身につけた「言葉を磨くコツ」について詳しく書かれており、冒頭でこのように述べています。
みんな言葉で仕事をしている。
力のある言葉はあなたの仕事を助けてくれる。
だから言葉を大切にして、磨いて、伝える力を身につけてほしい。
※P3「はじめに」より引用
視点を変えて物事を見つめ、アイデアを生み出すトレーニング方法まで丁寧に説明があります。
何度も読んでボロボロになった今でも読んでる愛読書です。普通のビジネス書としてもかなりオススメ。
帯のキャッチコピーは”仕事ができる人は、言葉ができる人。”
センスは知識からはじまる
くまモンの生みの親で有名なグッドデザインカンパニー代表 水野 学氏の著書
プロローグのタイトル”センスは生まれついてのものではない”から始まり、センスの定義・磨き方からアイデアを生み出すまでについてが書かれています。
自分は生まれつきセンスがない人間なんだと思っていた僕は、1Pの一行目で救われ、一気に好きになった本です。
帯のキャッチコピー(一部抜粋)がかなりグッとくる。
センスとは、特別な人に備わった才能ではない。それは、さまざまな知識を蓄積することにより「物事を最適化する能力」であり、誰もが等しく持っている。
表現の技術―グッとくる映像にはルールがある
電通 エグゼクティブ・クリエーティブ・ディレクター 高崎 卓馬氏による著書。
CMや映像表現に関するノウハウ・アイデアが一冊に凝縮されています。
最初は映像の専門書かと思って購入したのですが、ほぼ全ての仕事に共通するアイデアの出し方についてが書かれています。
映像という仕事ならではの視点の見つけ方が大変参考になった一冊です。
帯のキャッチコピーは”すべての人は笑う前に驚いている。”
日本一「ふざけた」会社のギリギリセーフな仕事術
日本一ふざけたプロモーション会社として有名なバーグハンバーグバーグ代表、シモダ氏の著書。とんでもない企画を連発し、これってアリなの?と思わず口に出してしまうような振り切った内容で世間を賑わせています。そんな奇想天外な内容ながらも、手掛けるプロモーションは次々とヒットし、ホンダやauからの依頼も来るほどの手腕を持つ。
その代表シモダ氏が企画術・仕事術の全てを公開したある種の裏側を覗ける本です。
あの企画こうやって生まれたんだ!という驚きがたくさん待ってます。
そしてこの本、笑うポイントがめちゃくちゃ多いので電車やバスの中で読むのはおすすめしません。自宅でひっそり読みましょう。
※同社が運営するメディアサイトオモコロもかなりおすすめ。
まとめ
以上6冊。今回紹介したのは僕が普段読んでいる本の中でも特に良いなと思ったものを選びました。こういう本ってなかなか見つけられないのでオススメがあれば教えてください。
それではまた!
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