失敗しないパソコンの選び方:各パーツの役割と性能を知って自分に合ったものを選ぼう

【第3回】失敗しないパソコンの選び方:各パーツの役割と性能を知って自分に合ったものを選ぼう

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【第1回】失敗しないパソコンの選びかた:ノートパソコンorデスクトップ、おすすめはどっち?

【第2回】失敗しないパソコンの選び方:MacとWindowsって結局どっちが良いの?

ノートパソコンかデスクトップ、MacかWindowsか。いよいよパソコンを買うとなっても実際どのくらいの金額、性能を選んだらいいかさっぱりわからん、となっては困りますよね。

今回は各パーツの役割や性能の見方を知って、自分の使い方に合ったパソコンを選べるようになっていただければ幸いです。

概要:パソコンのパーツ、部品一覧と役割について

まずは大まかに紹介します。パソコンに搭載されるメインパーツの一覧がこちら。

  • CPU
    パソコンの頭脳。どんな処理も必ずCPUを経由しなければならない。かなり重要。
  • メモリ
    一度に作業できる量を決める部分。数字が大きいほど複数のソフトを同時に動かせる。人間の仕事に置き換えると作業デスクの広さみたいなもの。
  • HDD(SSD)
    データの保管場所。かなり繊細なパーツでパソコンが重たくなったり、故障する原因のほとんどがココ。かなり劣化しやすいパーツ。
  • 電源ユニット
    読んで字のごとく、電源。ノートパソコンの場合はACアダプターとバッテリー。
  • グラフィックボード(グラフィックメモリ)
    3Dの処理や映像編集をする人には必須。2D処理が多い人や、ライトユーザーはなくても快適に動くから大丈夫。
  • マザーボード
    基盤。ここに各パーツを差し込んでパソコンは動く。

と、まあこんなところ。それでは各パーツごとに紹介をしていきます。

CPU:パソコンの処理能力、速度を決める、とっても大事な部分

Intel CPU Core-i7-4790 3.60GHz 8Mキャッシュ LGA1150 BX80646I74790 【BOX】

パソコンの頭脳と呼ばれる部分。パソコンが行う処理は全てここを経由して行われます。速度にかなり影響を及ぼす部分なので、CPUだけはケチらないでおきましょう

さて、性能の見方ですが『Intel Core i7-6700K(4コア/8スレッド、4GHz、最大4.2GHz)』を例に解説します。

Intel Core i7-6700K(4コア/8スレッド、4GHz、最大4.2GHz)

Core i7-6700K(4コア/8スレッド、4GHz、最大4.2GHz)
 Core i7 商品名、ブランド名。高性能な『Core i』シリーズの他に、廉価版の『Pentium』や『Celeron』などがある。
 6700K 型番を表す文字。数字が大きいほど新しい製品の場合が多い。
 4コア CPUのコア数。数字が多いほど性能が高く、同時に処理出来る数も多くなる。
「4コア=クアッドコア」、「2コア=デュアルコア」と呼ばれることも多い。
 8スレッド 1コアあたりの処理能力。4コア/8スレッドの場合1コア/2スレッドとなり、1コアで2つ分の働きをする。パソコンからは8コアとして認識される。
 4GHz CPU全体の処理能力を数値化したもの。基本的に数値が大きいほど処理能力が高い。
 最大4.2GHz オーバークロック時の数値。一般的な使い方をする限り気にする部分ではない。

インテル製CPUの一覧

Intel製のCPU一覧
名称(読み方) 製品の特長・主な用途
Xeon(ジーオン) 超高性能CPU。サーバーPCとか、CG制作用のパソコンに使われる。
Core i7(コアアイセブン) 高性能CPU。動画編集、デザイン制作、ゲームなど幅広いジャンルで使える。
パソコン1台で何でもやりたいならこれ。
Core i5(コアアイファイブ) i7より少し性能が下で、全体的にそこそこな性能。
仕事で使う分にはほとんど問題ない。
Core i3(コアアイスリー) i5の更に廉価版。とはいっても、家庭用としては十分すぎる性能。
仕事でもそこそこ使える。(動画編集は厳しい)
Pentium(ペンティアム) Word、Excel、インターネットしか使わないという方はこちら。
制作系の仕事には向いてない。
Celeron(セレロン) 格安パソコンに搭載される代表的な廉価CPU。とにかく安い。
その分性能も大したことない。
Atom(アトム) 働かないCPU代表。これが積んであるパソコンは買っちゃだめ。

デザインソフトなど、2D制作を行うかたはCore i5以上。動画編集をするならi7以上が望ましいです。一般的な用途ならPentium、快適に使いたいならCore i3あたりを選ぶと良いでしょう。CeleronとAtomはおすすめしません。

発熱の激しいパーツでもあるので、CPUファンの性能にも注意して選ぶと良いでしょう。

メモリ:デザイン制作系の人は8GB~16GBは欲しいところ。

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CPUで処理された情報をHDD(SSD)へ受け渡しする間、各データが待機する場所。人間の仕事に置き換えるとデスクの広さみたいなもので、広ければ広いほど一度にたくさんの情報を扱えます。

PhotoshopやIllustratorを使うなら最低でも8~16GB、動画編集なら32GB以上あると安心して使えます。
一般的な用途なら4GBもあれば十分でしょう。

メモリを増設するならSanmax、Crucial、CFDあたりが安くて高性能なのでおすすめ。
※ノートとデスクトップではサイズが違うので注意

HDD(SSD):重たくなったパソコンも復活するSSDがおすすめです

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データの保管場所。劣化が早く壊れやすいパーツで、「パソコンの寿命は3~5年」という目安は3~5年でハードディスクが壊れるから(衝撃にも弱い)。交換すれば1発で直るんだけどね…。

これが劣化すると、急激にPCが重たくなり、パソコンの起動に何分もかかったりとなかなか大変。最近はSSDを使ったパソコンの高速化が流行で、OSやアプリケーションはSSDデータの保管場所はHDDと使い分けるケースが非常に多いですね。2~3倍近く体感速度早くなります。
こうすることでSSDの負担を減らし、長く快適な動作を続けてくれます。データの保管場所への負担も小さく済むのでオススメです。

にしてもSSDってこんな安くなったんだね…

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電源ユニット(ノートパソコンの場合は気にしなくて大丈夫)

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デスクトップではかなり重要視されるポイント。主に『○○W』というように”W数(ワット数)”で能力を見分けます。ハードディスクを何台も使う場合や、電力消費の激しいパーツを扱う時は最大ワット数に注意しましょう。BTOで注文すれば多少グレードアップしてもそこまで値段が変わらないので、思い切って『80 PLUS ゴールド』みたいないいやつ使いましょう。

電源ユニットが劣化するとパソコン全体に悪影響を及ぼすので、甘く見ると痛い目にあいます。

グラフィックボード(グラフィックメモリ)

ASUSTek NVIDIA GeForce GTX970搭載ビデオカード オーバークロック メモリ4GB GTX970-DCMOC-4GD5

パソコンの画像処理、映像処理を担当する部分。”グラボ”と呼ばれることが多いですね。

このパーツ、CPUにグラフィック機能が内蔵されているので実はなくても大丈夫です
ただし、映像編集やゲーム、3Dレンダリングで力を発揮し、AdobeアプリケーションなどではGPU支援機能(グラフィックボードが処理を手伝うこと)が搭載されているので、PhotoshopやIllustratorを快適に使うことができます。

メーカーは主に2社。中のチップ(メモリ)をNDIVIA、AMDという会社が作っていて、ボード部分を作るメーカーにメモリを受け渡す形で、グラフィックボードという製品になっています。

まずは2社が展開するめm特長を紹介します。

NVIDIAのグラフィックボード(GeForce・Quadroなどがメイン)

NVIDIAのグラフィックボード
シリーズ 主な型番名称 特長・用途
GeForce GeForce GTX960,
GeForce GTX970
最適化されてるゲームが多く、ゲーマー御用達。
動画編集や3Dにもそこそこ強く、なんでもこなすマルチプレイヤー。
ユーザーが多い。
Quadro NVIDIA Quadro M4000,
NVIDIA Quadro K4200
3D制作やCADで使われるプロフェッショナル仕様。
ゲームには弱い。
Tesla TESLA K20,
TESLA K40
グラフィック出力機能がなく、GPUコンピューティングでのみ使用される。
一般人には縁が遠い。というか必要ない。

AMDのグラフィックボード(RADEON、FireProなど)

AMDのグラフィックボード
シリーズ 主な型番名称 特長・用途
Radeon Radeon HD5750,
Radeon R7 250
NDIVIAのGeForceシリーズとほぼ同等だが、こちらは最適化されてるゲームタイトルが若干少ない。Macに採用してるグラボ。
FirePro FirePro W9100,
FirePro W4300
Quadro同様、3D制作やCADに使用されるワークステーションむけグラフィックボード。やはりゲームには弱い
FireStream ATI FireStream 9370 一般人には不要。

NVIDIA、AMDのどちらを選ぶか?

どちらのメーカーを選んでもそこまで違いはありません。メーカーよりも個々のグラフィック性能が大事になってくるので、自分の使い方に合ったものを選びましょう。

ただし、NVIDIAはAdobeと共同開発していることもあり全体的に相性が良いと言われているので、それが理由で選ぶ人も多いです(CUDAの使用など)。もしかしたらゲームやるかも、という人はNVIDIA選んでおくと後で楽できます。

マザーボード:パソコンの部品は全部ここに刺さってる。

ASUSTeK Intel H170搭載 第6世代インテルプロセッサー対応 マザーボード H170-PRO 【ATX】

パソコンの基盤となる部分。各パーツを差し込むソケットがたくさん付いていて、後は部品サイズに合ったケースに収めればパソコンの完成。
また、マザーボードの種類によって使えるCPUやメモリが異なります。古いマザーボードに最新のパーツを組み込んでも対応していないケースが多いので、自作やBTOを検討している方は注意が必要。

ノートパソコンの場合、各メーカーがボディに合わせて独自のマザーボードを制作しているのでそもそも選ぶことは出来ません。

デスクトップでもノートパソコンでも、ライトユーザーにはそんなに関係のないパーツです。

まとめ:大切なのはCPU、HDD(SSD)、メモリの3つ

パソコンの基本的な性能を決めるのは主に3つ。

  • 全ての処理を担当するCPU
  • 処理したデータを受け渡す中継役のメモリ
  • データの出し入れを行う保管庫HDD(SSD)

最低でもこれだけおさえておけば、快適に動くパソコンが手に入ります。

先ほども紹介しましたが、SSDの価格がかなり安くなったこともあり、最近はHDDの代わりにSSDを搭載するパソコンがかなり増えてきています。超高速、静音、発熱が少ないなどメリットだらけのものなので、パソコンを買う際はSSDが搭載されてるかどうかも重要なチェック項目になってくるでしょう。

デザイナーやカメラマンなど高負荷をかける人向けのパソコン

デザイン作業や写真の編集が多い方はCPUにCorei7(4コア)、メモリは8~16GB、SSD搭載のパソコンを選ぶと良いでしょう。Macなら15インチのMacBook Pro、iMacなど。Macの場合、性能だけ見るとかなり割高になります。

グラフィックボードを搭載しない場合、後から追加出来るマザーボード、電源を選んでおくと余計な出費が減っておすすめ。

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