人に読んでもらうための文章って本当に難しい。書いてる途中で内容が脱線したり、うまくオチがまとめられなかったり…。
できるだけスピーディかつ簡潔に記事をまとめたいものです。
私自身まだまだブログ初心者ではありますが、記事を書く際に必ず守っているルールがありますので今回はそちらを紹介。
同じく初心者の方に少しでも活用していただければと思います。
1.最も大切な記事のタイトルを考える
より多く読まれるために最も大切な記事のタイトルを作成しましょう。
まずはどんな内容を誰に向けて書くのかをしっかり考えていきます。
この記事のタイトルは「記事の書き方」、「ブログ初心者」、「基本」のキーワード3つからスタートしました。
後は言葉の順序を入れ替えたり加えたりしながらタイトルを作成。
タイトルの中身は後で変えても全然問題ないのでまずは大まかに作ってしまいましょう。
検索エンジンを意識した記事タイトルの適切な文字数は32文字以内
記事タイトルは32文字以内。聞いたことがある方も多いと思います。これはGoogle検索した時に一覧表示されるタイトルの文字数が32文字までだから。この32文字以内に狙ったキーワードを入れられるかどうかが重要なポイントとなります。
2.ブログ本文をいきなり書き始めない。まずは目次を作ろう
「とりあえず、なんとなく」で書き始めて何が言いたいかわからなくなるか、行き詰まって書けなくなる。ブログ初心者にありがちなパターンですね。(自分もよくやってました)
こうならないように、次のことを意識して書きましょう。
まずは目次(見出し)を作ってから本文作成に入る
最初に目次(見出し)を付けてアウトラインから作成していくと、それに沿った本文を足していくだけなので迷わずスムーズに記事が作成できます。
書きたい内容を大まかに作っていきましょう。
最初はメモ書き程度のもので伝えたいことを箇条書きするだけで十分です。
通常見出し2~6の数字(hタグ)を使って目次を付けていきますが、SEOを意識する場合、使用のルールがあるので覚えておきましょう。
SEOを意識したhタグの使い方、ルール
見出し2~6は記事内で何度でも使用可能ですが、数字通りに「見出し2→3→4」と使うのが望ましいです。
ただし、「見出し2→(3、3)→見出し2→3→4、4」のように入れ子で使用するのは問題ありません。
例:見出しの使い方
1.いきなり本文を書き始めない(見出し2)
1-1.主題を決める(見出し3)
1-2.目次を作成する(見出し3)
2.書く時間と同じくらい修正に時間をかける(見出し2)
2-1.文脈や言葉の並びを考える(見出し3)
2-1-1.言葉の順序を入れ替える(見出し4)
2-1-2.言葉を入れ替えてひとこと加える(見出し4)
と、こんな感じ。
小説や雑誌の目次を作る感覚で階層を意識して書くと全体がわかりやすい文章になります。
見出しの使う順番を守らないとどうなる?
これによって重大なペナルティを受けるというものではありません。
Googleのマット・カッツ氏もあまり気にしなくて良いと言っていました。
ただし、キレイに整頓されているページの方が検索エンジンに正しく構造を理解してもらいやすいというメリットはあります。
見出し1(h1タグ)は1ページに一回だけ?
HTML5では何回使ってもいいことになっていますが、見出し1は本のタイトル名(商品名)と一緒なので何度も登場したら不自然ですよね…。
基本は1回までの使用に留めておきましょう。
補足:検索エンジンを意識したSEOライティングならhタグはちゃんと使っておこう
hタグ(見出し)のテキスト内容はGoogleの検索エンジンに反映されやすくなっています。狙ったキーワードを盛り込んで少しでも検索エンジンからのアクセスを増やしましょう。
ゴールを設定して書く
キレイにまとまらず終わった文章は読み手側も「???」となります。最後にどこへ着地するかはある程度決めておくと良いでしょう。意識しながら何度か書いていると簡単に書けるようになってきます。
2.書く時間と同じくらい修正に時間をかける
書く時間と同じくらい修正に時間をかけるようにしています。勢いと感覚で書くと時々とんでもない文章に仕上がってることがあるんですよね…。
人に読んでもらう以上は「なんとなく」や「感覚」で作ったものではなく、簡潔で読みやすい文章になるよう心がけています。
感覚的なものにも理由をつけてあげるのが大切ですね。
具体的な修正の手順
では実際にどのように修正していくのか。
「書く時間と同じくらい修正に時間をかける」と言ってしまった以上、そこそこ長いですがお付き合いください。
夜に書いたラブレターは出すな
「夜に書いたラブレターは出すな」という言葉はご存じですか? 副交感神経が有利に働く夜は理性よりも感情が優先され、勢いで乗りきれる反面こっ恥ずかしいことを書いてしまいがち。
対して、朝は交感神経が働き脳がもっとも活性化する時間なので客観的に自分の文章を見つめなおすことができます。
寝る前に書いて朝起きて読む、といった習慣が付けられるとベスト。
慣れてくると前日に書いた文章を朝に読むのが楽しみになってきます。
声に出して読む
声に出して読むことで文章の流れやリズムを把握しやすくなります。この時に不要な句読点のチェックや、誤字脱字にも気づくことができます。
文脈や言葉の並びを考える
言葉の順序を入れ替えるだけで良い文章になることがあります。例えば、今使った
「言葉の順序を入れ替えるだけで良い文章になることがあります。」
も以下のように修正することができます。
言葉の順序を入れ替える
- 「言葉の順序を入れ替えるだけで文章がよくなることもあります。」
- 「文章は言葉の順序を入れ替えるだけでよくなることがあります。」
言葉を入れ替えてひとこと加える。
- 「文章を良くする秘訣は言葉の順序を入れ替えること」
- 「良い文章は言葉の順序を入れ替えて作る」
など。いらない単語や本当に必要な言葉も見つかるのでオススメです。少し練習が必要ですが、一度書いた文章を半分の長さにするくらいの気持ちでチェックすると良いかと思います。
物理的に離れて見る
良い文章には客観的な目線が必要不可欠です。
いきなり「客観的になれ!」と言われても実際難しいので、まずは1m位離れた距離から文章を見て物理的に客観視してみましょう。
自分が普段、どれだけ主観で物事を見ているかがよくわかります。
あらゆる仕事で使えるワザなので一度もやったことない方はぜひ試してみてください。
3.書く前からイメージ画像を用意しない
初心者の頃によくハマるワナ。イメージ画像探しに没頭すると書きたいことに集中出来なくなるのでまずは最後まで書くこと。チュートリアルや紹介記事でもない限り、イメージ画像はただの箸休め程度の存在にとどめておきましょう。
4.なんでもかんでも漢字にせず、ひらがなと漢字を使い分ける
ビジネスメールでもそうですが、なんでもかんでも漢字に変換して文章を書くとなかなか読みにくいものです。ひらがなに直すだけで読みやすくなる代表的なものをいくつかあげます。
- 事→こと
- 所→ところ
- 時→とき
- 物→もの
- 一つ、1つ→ひとつ
一つ一つ→ 一つひとつ - 下さい→ください
- 頂く→いただく
- 等→など
- 為→ため
- 様々→さまざま
- 予め→あらかじめ
- 但し→ただし
- 言う→いう
子供っぽくなるから嫌だ!という方も格段に読みやすくなるはずなのでぜひ一度お試しください。ビジネスメールやプレゼンでも使えますよ。
あとがき:自分には才能やセンスがないと思っている方へ
僕は一般的に広く使われる「才能」や「センス」という言葉にあまり肯定的ではありません。
この言葉でまとめられるほとんどのことは努力で解決できると思っていますので。
特に「言葉を使う」というジャンルにおいては努力次第でいくらでもカバーが出来ます。
以前に読みやすいブログの書き方を鍛える本を紹介する記事でも紹介してますが、とにかく読んで書きまくればそれなりの文章力は身につくはずです。僕も実践中。
それでもやっぱり「自分にはセンスなんて…。」と思う方はこちらの本を読んでみてください。
センスとは何か? を論理的に読み解いた著書なので、自分の励みになりました。
今回記事を作成するにあたって参考にした書籍
愛読書です。この記事を書いてから読み直したら本書に出てくる内容ばかり書いていました…。(パクリではない)
参考になってた、の方が正しいかもしれません。
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