「一眼レフ買おうと思うんだけど、何を買ったら良いかなー?」
最近こういった相談が多いので、初心者が最初に買うべき一眼レフについてご紹介。
色々調べてから聞いてくる人もいるのですが、知識ゼロで特攻してくる方もちらほら。
一応何に使うのか聞いてみると以下の内容が多い。
- 子供が生まれるから、運動会で使いたいなど
- 旅行で風景や料理を撮るのに良いカメラが欲しい
- 一眼レフっぽい、良い写真を残したい
- 予算5万円
予算5万円で買うならキヤノンの一眼レフカメラ「EOS Kiss X7」ほぼ一択です。理由は後述
一番オススメしてるのはボディとレンズを別々に買うこのセット。
EOSKissX7ボディーとEF40mm単焦点のセット
EOS Kiss X7をオススメする理由
理由は単純。軽くて高性能で安いから。
2013年4月に”世界最小・最軽量の一眼レフ”として発売されたカメラ。
2016年現在はEOS Kiss x8iやEOS8000Dの新機種が出ていますが、予算オーバーなので、今買うなら価格も安くなっているEOSKissx7がおすすめ。
バリアングル液晶(液晶が可動するやつ)が付いてる以外は性能も大差ないので、それなら安い方を買ったほうが断然良い。
先ほど紹介したパンケーキレンズとのセットなら丁度500g。
500mlペットボトル1本分の重さしかありませんので女性でも扱いやすいカメラとして有名です。それでいて高性能・高画質だからすごいんだよね…。
こちらは先程も紹介したズームレンズ2本付きのセット。
5万円を切る驚き価格で、風景や望遠レンズを使った動物の撮影なんかもこなせちゃいます。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X8i レンズキット EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS STM 付属 KISSX8I-1855...
数多くのカメラメーカーからCanonをおすすめする理由5点
Canonの他にもNikon、PENTAX、SONY、OLYMPUS、FUJIなどカメラメーカーはたくさんあります。
正直どのカメラも基本的な性能はほぼ変わらなくなってきてるので何を選んでもほとんど一緒。
各メーカー得意分野はありますが、その中であえてCanonを選ぶ理由は
- 販売シェアNo.1(2015年度)
- 安くて高性能な単焦点レンズがある
- フルサイズ機へ移行可能(プロ・ハイアマチュア向け)
- 肌色に強く、人物撮影に適している
- 動く物の撮影に強い、AF(オートフォーカス)が早い
※ピントを合わせるのが早い
の5点。順番に解説しましょう。
販売シェアNo.1(2015年度)
実はこれ大きなメリットで、販売シェアが大きいということはそれだけユーザーがいるということ。
つまりCanonユーザー同士で機材の情報交換や、レンズの貸し借りが出来るという利点があります。
写真の質はカメラ本体より、ほぼレンズに依存します。
1本1万円から買えるレンズもあれば何十万円もするものもあり、1本ずつ性能を試したり調べたりするよりは実際に使ってる人から性能や使い勝手を聞くのが一番早い、ということです。
ちなみに販売シェア2位はNikonです。
安くて高性能な単焦点レンズがある
単焦点レンズとは簡単に説明すると暗い場所でも明るく撮れる、画質がキレイ、背景がボケやすい、と3拍子揃った初心者歓喜のレンズです。
下の写真はEOSKissX7にEF40mmF2.8STMという単焦点レンズを付けて撮影しました。設定はオートでめちゃくちゃ適当に撮ってるのでプロの技術みたいのはあえて使ってません。
単焦点レンズはズーム機能を付けてない代わりに、構造が単純で画質がものすごくキレイという特徴があります。
背景がよくボケるので主役を引き立てるのに適していて、人物撮影(ポートレート)ではよく使われます。
プロのスタジオ撮影だと単焦点レンズを使う人が圧倒的に多いですね。
ただし、ズームが出来ないので自分で動いて距離を調整しなければいけないというデメリットもありますが、写真の上達がめちゃくちゃ早くなります。
Canonには安くて高性能な単焦点レンズがあるので、以下に紹介します。
1万円~2万円で買えるオススメの単焦点レンズ3本
EF50mm F1.8 STM
※Canonの撒き餌レンズと呼ばれているレンズの後継機種。2015年に発売されたばかりでこの値段で買える単焦点レンズの中では最高峰のスペック。業務用のフルサイズ機にも使用可能
EF-S 24mm F2.8 STM
※値段も安く優秀でKissX7との相性はバツグン。ただしフルサイズ機には使用できない。
EF40mm F2.8 STM
※パンケーキレンズという薄型レンズで軽くて使いやすい上、高画質で値段も安いというコスパ最強レンズ。KissX7との相性もバッチリ。
個人的には2番目のEF-S24mmをオススメしますが、将来フルサイズを買って本格的にカメラを趣味にしたいならEF40mmを買うと良いでしょう。
EF50mmは良いレンズですが、エントリーモデルのカメラ(APS-C機)だと少し扱いが難しいです。
おすすめの単焦点レンズの紹介記事があるので、興味のある方はこちらもどうぞ。
フルサイズ機・APS-C機については以下に記載。
補足:フルサイズ機とは
カメラ内部にある光を受け取るセンサーのサイズによって「フルサイズ」、「APS-C」などと分類され、一般的にフルサイズが一番大きいサイズとなっています。
センサーサイズが大きい分たくさん光を取り込み、明るくて画質の良い写真が撮れます。また、背景がボケやすいというメリットもあります。(厳密には違いますが、別の機会に解説します)
Canonのカメラは肌色に強く、人物撮影に適している
2大カメラメーカーで比較すると一般的にCanonは肌色の表現に強く、Nikonは髪の毛などの黒の表現に強いと言われていますが、レンズによってもかなり色表現の差が出るので初心者の方は気にしなくて大丈夫です。
動く物の撮影に強い、AF(オートフォーカス)が早い
一般的にNikonと比べてCanonはピントが合うまでの時間が早いと言われています(シャッターボタンを半押ししてから「ピピッ」となるまでの時間)。
スポーツカメラマンや新聞記者にCanonユーザーが多い理由とされています。
上位機種に限った話なので初心者用のカメラを購入する場合はあまり気にしなくて大丈夫です。
カメラと一緒に買っておくと良い物
カメラとレンズ以外にも、あわせて購入しなければいけないものがあるのでご紹介します。
Wifi機能付きのSDカード
撮った写真を記録するSDカードは必須。
最近はWifiを使ってカメラからスマホへ直接データを転送できるものがあるので、そちらをおすすめしています。
撮ったその場でSNSへの投稿が出来るので、撮影がより一層楽しくなることでしょう。
16GB以上の容量があれば、数日の旅行などでも十分足ります。
東芝:FlashAir(個別に写真をダウンロード出来る)
東芝製。Wifi機能付きで有名なSDカードEye-Fiと比べて1枚ずつ写真を選んで保存出来るメリットが大きいです。
レンズフィルター(レンズプロテクター)
レンズの前面部分を保護するガラス状のプロテクターです。落としたりぶつけた時にレンズの身代わりになって割れてくれます。(レンズ割ると修理費高いです)
最近は付けない人も多いと聞きますが、初心者は必ず付けてください。ゴミや油、細かな傷からも保護してくれます。
EF40mmF2.8STM、EF-S24mmF2.8STM用レンズプロテクター(52mm径)
EF50mmF1.8STM用レンズプロテクター(49mm径)
もっと安いレンズプロテクターも売ってますが、ゴミの吸着率や画質の劣化が伴うのであまり安いのを買うのはオススメしません。
カメラバッグorカメラケース
これは好みで。僕は容量も大きく、長時間移動もラクなリュックタイプを選んでいます。
今使っているのはApple公認ブランドINCASEのカメラバッグで、13インチのノートパソコンや三脚が収納できる上、見た目もオシャレだから普段使いでも使ってます。
エントリーモデルのカメラだけ入れるなら大分スペース余りますが、カメラバッグは大きい方が何かと便利なので、最初にいいもの買っちゃいましょう。
最後に:EOSKissX7を1年以上使った感想
今回紹介したEOSKissX7ですが、僕はお散歩用カメラとしてバッグの隅っこに入れて持ち歩いてます。何度も紹介してますが、ものすごく軽いので女性の方でも安心して持ち歩くことが出来ます。実際にこれを持ってる女性の方もよくみます。
小さくて軽いから性能も大したことないんだろうなと思っていましたが、驚きの性能でした。一眼レフにしては価格もかなり安いので、新機種発表前で底値になっている今がチャンスだと思います。
ぜひこの機会に一眼レフを手にとって楽しんでみてください!
それではまた!
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